目次
1. はじめに

最近では、一人暮らしをしている部屋で、恋人との同棲をスタートさせる人も少なくありません。しかし、「住ませるだけなら大丈夫でしょ」と軽く考えていると、思わぬトラブルに発展することも。
実は賃貸契約には“誰が住むか”という点がしっかり定められており、許可なく他人を住まわせるのは契約違反になる可能性があります。最悪の場合、契約解除や退去を求められることもあるのです。
この記事では、「なぜ途中からの同棲がNGとされるのか?」というルール上の理由や、同棲を始める際の正しい手続き、トラブルを避けるためのポイントをわかりやすく解説していきます。

2. 賃貸契約では「誰が住むか」が重要視される理由

入居者は“契約の前提条件”
賃貸契約は「誰が住むか」を基準にオーナーや管理会社が審査
入居者の年齢・職業・収入・人柄などを元に「貸して良いか」を判断している
そのため、契約者以外が勝手に住むのは“審査外の人”の入居になる
審査していない人が住む=オーナーにとってリスク
家賃の支払い能力が不明
生活態度やトラブルリスク(騒音・ゴミ出しなど)も不明
万が一問題が起きても責任の所在があいまいになってしまう
■ 物件管理・防犯の観点からも重要
誰が住んでいるか不明=セキュリティリスクになる
他の入居者との関係にも影響が出る可能性あり
共用部分の使用マナーやごみ出しなど、生活ルールの乱れにもつながる
3. 勝手に同棲を始めるとどうなる?

契約違反とみなされる可能性がある
事前の届け出や承諾なしに同棲を始めると、「無断転居」や「契約違反」と判断されるケースが多いです。
賃貸借契約では「誰が住むか」を明確にしているため、未申告の同居人はルール違反扱いになります。
管理会社や大家さんからの指摘・注意
同棲が発覚すると、管理会社や大家から口頭・書面で注意や確認が入ることがある。
状況によっては「同居人の情報提出」や「即時解消の要請」が来ることも。
最悪、契約解除・退去命令もあり得る
重大な契約違反と判断された場合、契約を解除される可能性があります。
違反を続けたまま居住すると、「明け渡し請求」や法的トラブルに発展するリスクも…。
ご近所とのトラブルにもつながる
同棲により住人の出入りが増えれば、生活音やごみ出し、マナー面での苦情につながる可能性も。
苦情が大家さんに届いた結果、無断同棲が発覚するケースも少なくありません。
信頼を失い、将来の契約に悪影響も
管理会社に“ルールを守らない人”と印象づいてしまうと、将来の物件契約にも不利になることがあります。
同じ管理会社系列の他物件でも、入居を断られる可能性が…。
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4. 同棲がOKなケースとNGなケース

同棲がOKなケース
最初から「同棲可」として契約している場合
契約時に二人入居前提(カップル・夫婦向け)の物件である
申し込み時に同棲相手の情報を提出し、審査も通っている
管理会社や大家さんから許可を得た場合
途中からの同棲でも、事前に申告して許可を得ていればOK
必要に応じて契約内容の変更(追加契約・名義変更など)を行うことで合法に
ファミリー向け・複数人入居が想定された物件
そもそも単身者専用ではない、2人以上の居住を想定している間取りや契約内容
同棲がNGなケース
契約書に「単身者専用」と明記されている物件
多くのワンルームや1K物件でよく見られる条件
その場合、たとえ短期間でも同棲はNG
同棲相手が未申告のまま住み始めた場合
オーナーや管理会社に無断での同居=契約違反扱い
発覚すれば注意や退去通告のリスクあり
物件の構造や契約内容的に二人暮らしが適さない場合
古い建物・壁が薄いなどで騒音リスクが高い
消防法や管理規約の関係で居住人数の制限がある物件も存在
5. 途中から同棲したい場合の正しい手続き


まずは管理会社や大家さんに相談する
同棲を始める前に、必ず事前に連絡を取ることが大前提
電話やメールで「同棲を検討しています」と伝える
無断で始めると、のちのトラブルにつながる可能性が高い
同棲相手の情報を提出する
名前、年齢、職業、勤務先などの基本的な個人情報
必要に応じて収入証明書や身分証のコピーの提出を求められることも
場合によっては、同棲相手も「同居人」として簡易的な審査を受ける
書面での手続き(契約変更や届出)を行う
管理会社の指示に従い、以下のような書類対応を行うことが一般的
- 同居人追加届(名前だけを追加する簡易的な手続き)
- 契約書の再作成・更新(名義を連名にする場合など)
- 住民票の移動を求められるケースもある
家賃や共益費の変更があるか確認する
同居によって、家賃や共益費が上がる場合もある(水道代の増加など)
あらかじめ費用面もきちんと確認しておくと安心
書面やルールを必ず保管&遵守する
書面での合意内容や新しい契約書はコピーして保管
ゴミ出しや騒音など、同棲後の生活ルールにも気を配ることが大切
6. トラブルを防ぐためのポイント

必ず「事前に申告・許可を取る」
無断同棲は絶対NG! バレたときに信頼を失うだけでなく、契約解除のリスクも
面倒でも、同棲前には管理会社または大家に相談・申請をすること
契約書の内容をよく確認する
賃貸契約書には、「同居人の追加」「居住人数の制限」などが書かれていることがある
単身者専用物件かどうか、同居の条件などを事前にしっかり確認しよう
ご近所への配慮を忘れない
同棲後は生活音・出入りが増えるため、周囲への配慮が一層大切に
特にワンルームや壁の薄い物件では、声・TV音・洗濯機の時間帯などにも注意
ゴミ出しやルールを守る
ゴミの分別や出す曜日、共用部分の使い方など、物件ごとのルールを再確認
同棲相手にもルールをきちんと共有し、ふたりで責任を持って暮らす意識を持つこと
トラブルが起きたら早めに相談する
同棲に関するトラブル(騒音・苦情など)が起きたら、放置せず早めに管理会社に相談
話し合いや対応次第で、大きな問題を未然に防げるケースも多い
引っ越しを検討した方が良い場合も
そもそも物件の構造や規約が同棲に向いていない場合もあります
ストレスなく同棲生活を送りたいなら、「二人入居可」の物件へ引っ越す選択も視野に
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7. おわりに

同棲は生活を共にする大切なステップですが、賃貸物件では「誰が住むか」が明確に定められており、ルールを守らないと契約違反になる恐れもあります。
「勝手に住ませるだけなら大丈夫」と軽く考えるのではなく、事前に管理会社や大家さんに相談し、必要な手続きを踏むことが大切です。正しい手順を守れば、トラブルを避けながら安心して同棲生活をスタートできます。
ふたりの暮らしがより快適で穏やかなものになるよう、住まいのルールもしっかり理解した上で準備を進めていきましょう。

