賃貸で飼えるペットとは?ペット可物件の選び方と注意点

1. はじめに

ペットと一緒に暮らしたい――そう思っても、「賃貸では無理かも」と感じている方は多いのではないでしょうか。

実際、すべての賃貸物件でペットが飼えるわけではありませんが、最近ではペット可や相談可の物件も増えてきており、条件を満たせば犬や猫、小動物などと暮らすことが可能です。ただし、物件ごとに細かなルールが設けられているため、事前の確認が不可欠です。

本記事では、賃貸で飼えるペットの種類や、物件探しのポイント、注意点についてわかりやすく解説します。ペットとの理想の暮らしを叶えるために、ぜひ参考にしてください。

2. 賃貸でもペットは飼える?基本的な考え方

「賃貸だからペットは飼えない」と思い込んでいませんか?
実際には、ペットと暮らせる賃貸物件も多数存在しています。ただし、物件によって対応が異なるため、基本的な考え方をしっかり理解しておくことが大切です。

賃貸物件の3つの種類

賃貸物件は、ペットの飼育に対して以下の3つに分類されます。

ペット不可物件

原則として、すべての動物の飼育が禁止されています。

こっそり飼うと契約違反となり、退去や損害賠償の対象になることも。

ペット相談可物件

オーナーと相談のうえ、種類や頭数によっては飼育が許可される物件。

小型犬や猫1匹までなど、制限付きのケースが多いです。

入居時に申請・許可が必要です。

ペット可物件

あらかじめペットの飼育を前提としている物件。

ペット向けの設備が整っていることもあります(例:足洗い場、ドッグランなど)。

ただし「何でも飼ってOK」というわけではなく、条件付きであることが一般的です。

「ペット可=どんな動物でもOK」ではない!

「ペット可」と記載されている物件でも、以下のような制限が設けられている場合がほとんどです。

  • 飼育可能な動物の種類(例:犬はOKでも猫はNGなど)
  • 頭数制限(例:1匹まで)
  • 体重やサイズ制限(例:10kg未満の小型犬のみ)
  • 鳴き声や臭いへの配慮が必要な動物は不可

契約書や管理規約には、ペットに関する具体的なルールが記載されています。入居前に必ず確認し、不明点は管理会社や大家さんに問い合わせましょう。

飼育前には「必ず許可を取る」ことが大切

特に「ペット相談可」の物件では、飼いたいペットの種類や性格、頭数などを具体的に伝えたうえで許可を得る必要があります。事前の許可を得ずに飼い始めてしまうと、たとえ小さな動物でも契約違反になる可能性があります。

3. 賃貸で飼えることが多いペットの種類

ペット可の賃貸物件では、「どんな動物でも飼えるわけではない」という点を踏まえたうえで、飼育が許可されやすいペットを選ぶことが大切です。ここでは、賃貸でも比較的飼いやすいとされているペットの種類をご紹介します。

小型犬・中型犬

小型犬(例:チワワ、トイ・プードル、ポメラニアンなど)

多くのペット可物件で飼育が許可されています。

鳴き声やしつけのしやすさから、近隣トラブルが起こりにくいとされています。

体重や体高の制限(例:10kg未満、体高30cm以下など)が設けられていることが一般的。

中型犬(例:柴犬、コーギーなど)

小型犬より対応可能な物件は少ないものの、相談次第で許可される場合もあります。

運動量が多いため、散歩コースや足洗い場がある物件が理想

※大型犬はNGとしている物件が多く、飼育できる物件はかなり限定的です。

飼育可の賃貸は徐々に増加傾向ですが、犬よりも制限が厳しいことが多いです。

爪とぎやマーキングによる傷・臭いを懸念する大家さんが多いため、しっかり相談・確認を。

猫専用の設備(脱走防止柵、キャットウォークなど)が整った物件も存在します。

ポイント:猫を飼える物件では「去勢・避妊手術済み」「完全室内飼い」が条件となることもあります。

小動物

ハムスター、ウサギ、フェレット、モルモット、チンチラなど

鳴き声や臭いが少なく、ケージ飼いが基本のため物件を傷つけにくい点が評価されやすいです。

多くの場合、「ペット相談可」物件で飼育可能とされています。

ウサギやフェレットなど一部の動物は、トイレのしつけや換毛期の掃除に注意が必要。

鳥類

セキセイインコ、オカメインコ、文鳥など

ケージ飼いが前提のため、許可されることが多いです。

ただし、大きな声で鳴く種類(特に大型インコやオウム)は、騒音トラブルの原因になる可能性も

ポイント:早朝や夜間の鳴き声対策をしっかり行うことで、近隣トラブルを防ぎましょう。

観賞魚・爬虫類

金魚、熱帯魚、カメ、トカゲ、ヤモリなど

音や匂いがなく、ケージ・水槽内で完結するため、比較的受け入れられやすいペットです。

ただし、大型の水槽を使用する場合は「水漏れリスク」に注意し、防水マットや床補強を検討しましょう。

注意:電気ヒーター・照明などを使用する爬虫類は、火災や温度管理への配慮が必要です。

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4. ペット可物件を選ぶときのチェックポイント

ペットと快適に暮らすためには、単に「ペット可」と書かれている物件を選ぶだけでは不十分です。物件によって条件や設備、ルールはさまざま。後から後悔しないように、契約前にしっかりとチェックしておくべきポイントを紹介します。

契約内容に「ペット可」と明記されているか

募集情報や広告に「ペット可」と書かれていても、契約書に明記されていない場合は要注意。

必ず、賃貸借契約書や重要事項説明書に「ペット飼育可能」である旨が記載されているかを確認しましょう。

記載がなければ、後々トラブルになる可能性があります。

飼育できるペットの種類・条件

「ペット可」といっても、以下のような制限があるケースが多いです。

飼育可能な動物の種類(例:犬のみ可、猫不可 など)

サイズや体重制限(例:10kg以下の小型犬)

飼育頭数の制限(例:1匹まで)

室内飼いが必須、ゲージ飼いが条件などのルール

事前に飼いたいペットについて具体的に相談し、了承を得ておくことが重要です。

敷金・礼金の条件(ペット飼育時の費用)

ペット可物件では、通常より敷金が1ヶ月〜2ヶ月分多く設定されていることがあります。

原状回復にかかる費用が高額になる場合もあり、「退去時に別途清掃費が必要」とされることも。

礼金や家賃がペットを飼わない人より高く設定されていることもあるので要確認。

ペットによる破損や臭い対策として、契約時の追加条件をしっかり把握しましょう。

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ペット向けの設備が整っているか

ペット可物件の中でも、設備が整っているとより安心・快適です。以下のような設備の有無を確認しましょう。

フローリングの滑り止め加工

ペット用足洗い場・シャワースペース

脱走防止柵・玄関ゲート

ペットの鳴き声が漏れにくい防音設計

共用部分にドッグランや散歩エリアがある

ペットの習性に合った設備があるかどうかも、物件選びの大きなポイントです。

周辺環境の確認

物件そのものだけでなく、周囲の環境もペットとの暮らしには大切です。

近くにペットの散歩ができる公園や緑地があるか

動物病院やトリミングサロンが近いか

ペット用品店、24時間営業の店舗の有無

日常のケアやトラブル時の対応も考え、生活圏にペット関連の施設が充実しているかを確認しましょう。

近隣住民とのトラブル対策

鳴き声や足音、臭いなどはご近所トラブルの原因になりやすいため、しつけや防音対策が重要です。

マンションやアパートでは特に、上下左右の住戸との距離感を意識することが大切です。

管理規約や自治会のルールも確認しておきましょう。

自分の生活スタイルと物件の雰囲気が合っているかも判断材料に。

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5. まとめ

賃貸でもペットと暮らすことは十分可能ですが、「ペット可」と一口に言っても、飼育できる動物の種類や頭数、条件は物件ごとに異なります。契約書や管理規約をしっかり確認し、必要であれば大家さんや管理会社に相談することが大切です。

また、ペット向けの設備や周辺環境、近隣住民との関係も快適な生活には欠かせません。物件選びにおいては、ペットの性格やライフスタイルに合った環境かどうかをしっかり見極めましょう。

事前の準備と配慮を重ねることで、賃貸でも安心・快適なペットライフを実現できます。う。