1. はじめに

賃貸物件を選ぶ際に人気の設備のひとつが「浴室乾燥機」です。雨の日や花粉の多い時期でも室内で洗濯物を乾かせるため、とても便利ですよね。
しかし、気になるのが毎月の電気代。便利な反面、使い方によっては思った以上に電気代がかさんでしまうことも。
本記事では、浴室乾燥機の電気代が実際にどれくらいかかるのか、1回の使用にかかるコストや、月間・年間での目安をわかりやすく紹介します。また、少しでも電気代を抑えたい方のために、節約のコツについても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

2. 浴室乾燥機の電気代はどのくらい?

1時間あたりの電気代
浴室乾燥機の消費電力は、一般的に1,000W(1kW)〜2,000W(2kW)程度です。
電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価」で計算できます。
例えば、消費電力が1,500W(1.5kW)の浴室乾燥機を、電気料金単価を27円/kWh(全国平均)で使った場合、1時間の電気代は「1.5kW × 27円 = 約40.5円」となります。
つまり、浴室乾燥機を1時間使うと、おおよそ30円〜60円ほどの電気代がかかるイメージです。
1回の使用でかかる費用
洗濯物を乾かすためには、一般的に2〜3時間ほど運転することが多いです。
そのため、1回の使用でかかる電気代は以下の通り。
- 2時間使用 → 約60円〜120円
- 3時間使用 → 約90円〜180円
洗濯物の量や、乾燥させたい度合いによって多少前後しますが、1回あたり100円前後と考えておくと良いでしょう。
月間・年間コスト
使用頻度が多い場合は、月間や年間の電気代も気になりますよね。
例えば、週3回浴室乾燥機を使った場合を計算してみましょう。
週3回 × 4週間 = 月12回
1回あたり約100円と仮定すると、月1,200円程度。
年間では、1,200円 × 12ヶ月 = 約14,400円になります。
これを高めに見積もると、月2,000円、年間24,000円以上になることも。
「ちょっと高いかも」と感じる方も多いかもしれませんね。
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3. 浴室乾燥機を使うメリット

天気に左右されず洗濯できる
雨の日や梅雨の時期、冬の寒い時期でも、浴室乾燥機を使えば天気に関係なく洗濯物を乾かすことができます。
外干しができない日でも、室内でしっかり乾かせるのは大きなメリットです。特に忙しい社会人や子育て中の家庭にとって、洗濯物を干すタイミングを天気に左右されないのは、ストレス軽減にもつながります。
花粉や黄砂、PM2.5の対策になる
春先の花粉や、秋の黄砂、さらには年中飛んでいるPM2.5など、外干しにはさまざまなリスクがあります。
浴室乾燥機を使えば、外気に触れずに衣類を乾かせるため、アレルギー対策や肌トラブル防止にも効果的です。小さな子どもがいる家庭や、アレルギー体質の方には特におすすめです。
浴室のカビ防止に効果あり
浴室乾燥機は、洗濯物を乾かすだけでなく、浴室内の湿気を取り除く機能もあります。使用後に浴室を乾燥させることで、黒カビやぬめりの発生を防ぐことができ、掃除の手間もぐっと楽になります。
「浴室のカビがなかなか取れない」という悩みも、浴室乾燥機をうまく使うことで解消できるかもしれません。
防犯面でも安心
ベランダや外に洗濯物を干すと、在宅・不在が外からわかってしまうリスクがあります。
浴室乾燥機を使えば、洗濯物を外に干す必要がないため、防犯面でも安心です。特に女性の一人暮らしの場合は、浴室乾燥機の利用が大きなメリットとなります。
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4. 浴室乾燥機の電気代を節約する方法


浴室乾燥機は便利な反面、電気代が高くなりがちです。
ここでは、少しでも電気代を抑えるための具体的な方法を紹介します。
タイマー機能を活用する
浴室乾燥機にはタイマー機能がついているものが多いです。自動でオフになるように設定しておけば、うっかり長時間運転し続けてしまう心配がありません。
乾ききった後も運転を続けると無駄な電気代がかかってしまうので、必要な時間だけ運転する意識が大切です。
事前に洗濯物をしっかり脱水する
乾燥機に入れる前に、洗濯機の脱水をできるだけ長めに設定しましょう。水分が少ない状態から乾燥をスタートさせることで、乾燥時間が短縮でき、その分電気代も抑えられます。
洗濯機の「強脱水」や「追加脱水」機能をうまく活用すると効果的です。
少量ずつこまめに乾かす
洗濯物を大量に詰め込んでしまうと、乾きが悪くなり、運転時間が長くなってしまいます。一度にたくさん乾かすよりも、少量ずつこまめに乾かすほうが効率よく、結果的に電気代も節約できます。
特に厚手の衣類やタオル類は、量を減らして乾かすのがポイントです。
浴室内の換気を良くする
浴室内の湿気が多いと、乾燥に時間がかかってしまいます。浴室乾燥機を使うときは、換気扇を同時に回す、または少し窓を開けて空気の通り道を作ることで、湿気を早く外に逃がせます。
これにより、乾燥効率がアップし、必要な運転時間を短縮できます。
乾燥前に浴室の水滴を拭き取る
浴室の壁や床に水滴が残っていると、乾燥機のパワーがそちらにも使われてしまい、乾燥効率が落ちます。
タオルやワイパーでさっと水滴を拭き取ってから運転を始めると、より早く洗濯物が乾き、節電効果も期待できます。
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5. 賃貸物件選びでチェックすべきポイント

浴室乾燥機がついている物件を選ぶ際には、便利さだけでなく、いくつかのポイントをしっかりチェックしておくことが大切です。
ここでは、後悔しないために確認すべき項目を紹介します。
浴室乾燥機の「種類」を確認する
浴室乾燥機には主に電気式とガス式の2種類があります。
電気式:設置コストが安く、導入しやすいが、乾燥に時間がかかり電気代が高め。
ガス式(例:東京ガスの「乾太くん」など):パワフルで乾燥時間が短く、トータルコストは電気式より安く済むことが多い。
物件情報には「浴室乾燥機付き」としか書かれていないことがあるので、内見時にどちらの方式かを不動産会社に確認するのがおすすめです。
浴室乾燥機の年式・状態をチェック
古い浴室乾燥機だと、消費電力が高く、乾燥効率も落ちている場合があります。できれば設置された年を確認し、可能なら試運転して風量や温風の出方をチェックしておきましょう。
「カタカタと異音がする」「温風が弱い」などの症状がある場合は、入居前に修理・交換を依頼できるか相談すると安心です。
浴室の広さや乾きやすさを確認
浴室の広さや、換気性能も乾燥効率に影響します。浴室が広すぎたり換気扇が弱い場合、浴室全体を乾かすのに時間がかかり、その分電気代が高くつく可能性も。
浴室の広さ、換気扇の性能、浴室窓の有無なども一緒にチェックしておくと良いでしょう。
電気料金プランも合わせて見直す
浴室乾燥機をよく使う予定なら、電気料金プランの見直しも検討しましょう。深夜帯の電気代が安くなるプラン(例:夜得プラン、時間帯別料金プランなど)を活用すれば、コストをぐっと抑えられる場合もあります。
入居前に電力会社やプラン内容を調べておくと、よりお得に暮らせます。
6. まとめ

浴室乾燥機は、天候に左右されず洗濯物を乾かせる便利な設備ですが、使用頻度や使い方によって電気代が大きく変わります。
1回あたりの電気代はおよそ100円前後、年間では1万円以上かかることも。ですが、タイマー設定や事前脱水など、ちょっとした工夫で節約することが可能です。
賃貸物件を選ぶ際は、浴室乾燥機の種類や状態、浴室の広さもしっかりチェックしましょう。上手に活用すれば、快適で経済的な暮らしを手に入れることができます。ぜひ賢く取り入れてください。

