目次
1. はじめに

「なんだかこの部屋、いつも暗い気がする…」そんな悩みを抱えている方は意外と多いものです。日当たりの悪さや構造的な問題など、賃貸物件が全体的に暗く感じる原因はさまざまですが、放っておくと気分が沈んだり生活の質が下がってしまうこともあります。
この記事では、賃貸物件が暗くなる原因から、少しでも明るく快適に暮らすための工夫、そして引っ越しや内見時に気をつけるポイントまでを丁寧に解説します。
今の住まいをより快適にしたい方も、これから部屋探しを始める方も、ぜひ参考にしてみてください。

2. 「全体的に暗い賃貸物件」とは?

「全体的に暗い賃貸物件」とは、部屋の一部だけでなく室内全体にわたって光が届きにくい状態の物件を指します。日中でも自然光がほとんど入らず、照明をつけていてもどこか薄暗い…。
そんな空間は、気分や生活に少なからず影響を与えてしまいます。
暗いと感じやすい特徴
窓の数が少ない・サイズが小さい
部屋が北向き、または南向きでも周囲に高い建物がある
1階や半地下など日光が届きにくい位置にある
間取りが細かく区切られていて、光が奥まで届かない
建物が密集している地域で、隣の建物が近い
こうした物件は、日光の入り方だけでなく構造的な要因や周囲の環境によって暗さを感じさせます。また、室内の壁紙や床材、家具の色なども光の反射に影響し、「全体的に暗い」と感じる要因になります。
このような物件に住んでいると、朝から照明を使わなければならない、部屋が狭く感じる、気分が沈むなど、さまざまなストレスを感じやすくなります。暗さには原因があり、対策次第で改善できることも多いため、次のセクションで詳しく見ていきましょう。
3. 暗い原因は何?よくある理由5選

方角が悪い(特に北向きの物件)
日当たりにもっとも大きく影響するのが部屋の方角です。特に北向きの物件は一日を通して太陽光が直接入りにくいため、常に薄暗い印象になりがちです。また、南向きでも周囲に高い建物がある場合、光が遮られて実際には明るく感じないこともあります。
窓が少ない・小さい
窓の数やサイズが少ないと、自然光の量も大幅に減ります。さらに、ベランダに出られない「はめ殺し窓」や、曇りガラスなども光の量を制限する原因に。窓が1面だけしかない間取りでは、部屋の奥まで光が届きにくく、結果的に全体的に暗くなります。
周囲の建物や構造物が光を遮っている
都市部や住宅密集地では、隣接する建物や塀、樹木などによって光が遮られてしまうことがあります。たとえ南向きでも、すぐ近くに高層ビルやアパートがあれば、直射日光はほとんど入ってきません。眺望が抜けていない物件ほど暗くなりがちです。
間取りが光を通さない構造になっている
ワンルームならまだしも、1LDKや2DKのように区切りの多い間取りだと、せっかく窓から入った光が他の部屋に届きません。特にキッチンや寝室が窓から遠い場所にあると、日中でも照明が欠かせなくなります。
内装の色や素材が光を吸収している
壁・床・天井などの色や素材によっても明るさの印象は大きく変わります。たとえば、ダークブラウンのフローリングやグレーの壁紙は光を吸収しやすく、実際の明るさよりも暗く感じることがあります。家具が濃い色で統一されていると、より暗さが強調されることも。
これらの要因が1つだけでなく複合的に絡んでいる場合が多く、ちょっとした工夫だけでは明るさを取り戻すのが難しいこともあります。ただし、どの原因かを見極めることで、効果的な対処法も見つけやすくなります。
4. 暗い部屋のまま住み続けるデメリット

暗い部屋は見た目の問題だけでなく、心身の健康や日常生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、暗い部屋に長く住むことで起こりうる主なデメリットをご紹介します。
気分が沈みやすくなる・メンタルに影響
自然光には、人の気分を安定させる「セロトニン」の分泌を促す効果があります。光が不足するとセロトニンの分泌が減り、気分が落ち込みやすくなったり、イライラしたり、不安感が強くなることも。特に在宅時間が長い人ほど、日照不足の影響を受けやすくなります。
体内時計が乱れる
人間の体は、朝の光を浴びることで体内時計をリセットし、生活リズムを整えています。しかし暗い部屋では、朝でも光を浴びることができず、睡眠の質や起床時間に影響を及ぼすことがあります。「夜眠れない」「朝起きられない」といった不調の原因にもなりかねません。
部屋が実際より狭く見える
光が少ないと、空間の奥行きが感じられず、圧迫感が生まれやすくなります。せっかくの広い部屋でも暗ければ狭く見えてしまい、開放感に欠けた生活になってしまうことも。インテリアの工夫をしても、自然光の力には敵わない部分があります。
電気代がかかる
日中でも照明をつけなければ生活できないような部屋だと、年間を通しての電気代が上がりやすくなります。また、明るくしようとして照明を増やしたり、明るい家電を使ったりすると、その分コストがかさむ点も注意が必要です。
観葉植物やペットへの影響
日光を必要とする観葉植物が育ちにくく、枯れやすいのも暗い部屋の特徴です。また、ペットを飼っている場合も、光の少ない環境はストレスの原因になることがあります。生き物にとっても自然光は重要な要素です。
このように、「ただの暗さ」と思って軽く見ていると、日常生活の質がじわじわと下がっていく可能性があります。暗さが気になる場合は、早めに対策を考えることが大切です。
5. 今すぐできる対処法・改善策


暗い部屋でも、工夫次第で「明るく感じる空間」に変えることは可能です。ここでは賃貸でもできる、手軽かつ効果的な対処法を5つご紹介します。
照明を見直す
暗さを感じるなら、まずは照明の種類や配置を見直すことから始めましょう。
高演色(Ra90以上)のLED電球を選ぶと、自然光に近い明るさで目も疲れにくくなります。
間接照明やフロアライトを取り入れて、光の「重なり」や「立体感」を出すのも効果的。
天井のシーリングライトだけでなく、壁や床からも光を補うようにすると、空間全体が明るく見えます。
明るい色の家具やファブリックに変える
内装を変えられない賃貸物件でも、家具やカーテン、ラグの色を工夫することで、部屋全体の印象が大きく変わります。
白、アイボリー、ベージュなどの明るい色は光を反射し、空間を広く見せてくれます。
カーテンも暗い色より、透け感のある明るい色を選ぶと光を通しやすくなります。
鏡や光を反射するアイテムを活用
鏡は、視覚的に空間を広く見せるだけでなく、光を反射して部屋を明るくしてくれるアイテム。
大きめの鏡を窓の対面に配置すると、入ってきた光を効率よく部屋の奥まで届けてくれます。
光沢のある素材の家具(ガラステーブルやメタル素材)も、光を拡散する効果があります。
不要な家具や物を減らす
物が多いと、光の通り道が遮られ、部屋がより暗く見えてしまいます。
部屋の中央や窓付近に背の高い家具を置くのはNG。光を遮ってしまいます。
整理整頓をしてスッキリした空間を保つことで、光が部屋中に行き渡りやすくなります。
部屋の奥にも光源を設ける
照明が天井だけだと、部屋の奥や隅に影ができてしまい、暗さを感じやすくなります。
デスクやベッド周りにも小型の照明(スタンドライト、クリップライトなど)を設けて、光の層を作るのがおすすめです。
壁に向かって光を当てる「間接照明」も、柔らかく全体を照らす効果があります。
これらの工夫を組み合わせることで、「全体的に暗い」と感じる部屋でもかなり改善が可能です。すぐにできることから試してみるのがポイントです!
6. 引っ越しや物件選びのときに気をつけるポイント

引っ越しや新しい物件を探す際、明るさは住み心地に直結する重要な要素です。内見のときにしっかり確認しておかないと、「住んでから気づく」ことになりかねません。以下のポイントを押さえておくと失敗しにくくなります。
日当たりの方角と周囲の建物の位置を確認
一般的に南向き>東向き>西向き>北向きの順で日当たりが良いとされていますが、周囲の建物や立地条件も必ずチェックしましょう。
ベランダから見える景色が開けているか、遮るものがないかも重要です。
内見時は、できれば午前と午後の両方に訪れて、光の入り方を比較すると◎。
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窓の数と大きさ、位置をチェック
窓が多い=明るいとは限らず、光が入る位置にあるかどうかがカギです。
特にリビング以外の部屋(寝室やキッチンなど)にも窓があるかどうかを確認しましょう。
窓があっても曇りガラスや隣の建物と接している場合は暗く感じることがあります。
内装の色や素材に注目
明るく見える部屋は、白やベージュなどの明るい色の壁紙や床材が使われていることが多いです。
フローリングがダークブラウンやグレーだと、実際の明るさ以上に暗く見えることもあります。
壁や天井の色が暗いと、光を吸収してしまうので要注意。
周辺環境(建物の密集度、道幅、植栽など)もチェック
建物が密集していたり、道幅が狭いエリアでは、日差しが入りづらくなります。
窓の前に大きな木や看板、電柱がないかも見ておきましょう。
グーグルマップの航空写真」や「ストリートビュー」も活用すると便利です。
家具のレイアウトをイメージしてみる
内見時に、「この窓から光が入るとして、家具を置いたらどうなるか?」をイメージしておくと安心です。
背の高い家具を置いたら光を遮ってしまうかも…?など、具体的にシミュレーションしてみましょう。
不動産会社に「明るさ」重視で希望を伝える
内見前の段階で「明るさ重視で探しています」と伝えることで、最初から候補を絞ってもらいやすくなります。
「日当たり良好」という表記だけでなく、現地での体感や写真、時間帯にも注目してください。
明るい部屋に住むことは、快適な生活・良好なメンタル・省エネ効果にもつながります。物件選びの際には「明るさ」を重要なチェックポイントとして意識しましょう。
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7. まとめ

「全体的に暗い賃貸物件」は、日当たりや間取り、周辺環境などさまざまな要因が重なって起こるものです。暗い部屋での生活は気分の落ち込みや体調不良の原因になることもあるため、なるべく早めに対処することが大切です。
照明やインテリアの工夫で改善できることも多く、少しの工夫が大きな差につながります。また、引っ越しや新居探しの際には、方角や窓の位置、周囲の建物などをしっかりチェックして、「明るさ」を重視した選び方を心がけましょう。
快適で明るい暮らしは、日々の気分や生活の質にも良い影響を与えてくれます。

