1. はじめに 〜よくある“物件あるある”〜

賃貸サイトで物件を探していて、こんな経験はありませんか?
「理想の物件、見つけた!」と思ったのに…
「駅徒歩5分、築浅、1LDKで家賃も予算内…これはもう即決でしょ!」
→ 急いで問い合わせる
→ 「あ、すみません…そちらの物件はすでに申し込みが入ってまして…」
ついさっき見つけたばかりなのに、もう埋まってるなんて…。
しかも、翌日見てもその物件はまだ普通に掲載されたまま。
「これって、もしかして最初から空いてなかったんじゃ…?」
賃貸サイトの“あるある落とし穴”
これは実は、多くの人が経験している“物件探しあるある”です。
- サイトに載っている=今募集中、とは限らない
- 問い合わせたら「すでに埋まってる」
- なのにいつまでも掲載されている
こんな状況があまりに頻繁に起こるため、「探す側」が疲弊してしまうこともしばしば。
なぜこんなことが起きるのか?
理由はひとつではありません。
物件の情報更新が遅れていることもあれば、そもそも「空いていないのに載せている」ケースすらあるんです。
つまり、私たちが毎日チェックしているその物件一覧、“現実の空室情報”とは限らないということ。
本記事では…
この記事では、こうした“物件あるある”の裏側にある理由を紐解きながら、
- 掲載されているのに空いていない理由
- 「おとり物件」とは何か?
- 本当に良い物件を見つけるためのコツ
を、分かりやすくお伝えしていきます。
物件探しは、情報の“鮮度”と“見極め力”がカギ。
理想の住まいに近づくために、まずはこのよくある“落とし穴”を知るところから始めてみましょう。

2. なぜ掲載されているのに空いていないのか?

「サイトに載ってる=募集中」ではない!?
物件探しのポータルサイトを見ると、たくさんの部屋が掲載されています。
ですが、そのすべてが「今すぐ内見・契約できる状態」だとは限りません。
「まだ空いてると思って連絡したら、もう申し込みが入っていた」
そんなケースが頻発するのは、いくつかの事情があるからなんです。
主な理由①:情報の反映にタイムラグがある
不動産ポータルサイトは、リアルタイムで更新されているわけではありません。
申し込みが入った物件でも、サイト上は“募集中”のまま。
情報更新には数時間〜1日以上かかることも。
特に人気物件の場合は、掲載から数時間で埋まることも珍しくなく、そのスピードにサイトの更新が追いつかないんです。
主な理由②:他社の掲載で情報が“かぶっている”
SUUMOやホームズなどのポータルサイトでは、同じ物件を複数の不動産会社が掲載していることがあります。
例えば:
A不動産会社:すぐに「申込済」として掲載停止
B不動産会社:まだ気づかず「募集中」としてそのまま掲載
こうして、実際は埋まっているのに、別の会社のページでは“空室扱い”のまま残るという状況が起きます。
主な理由③:「おとり物件」としてわざと残しているケースも…
残念ながら、悪質なケースもあります。
すでに契約済みの物件をわざと掲載し続けておく
問い合わせが来たら「その物件は埋まってまして…」と他物件をすすめる
いわゆる「おとり物件」と呼ばれる手法です(※次章で詳しく解説します)。
「空いてない物件」が掲載される背景まとめ
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 情報のタイムラグ | 成約済み情報が反映されるまで時間がかかる |
| 複数掲載によるズレ | 他社の掲載が更新されていないことがある |
| 意図的な掲載 | 問い合わせ獲得目的で、実際は空いていない物件を出しっぱなし |
大切なのは「物件の鮮度」と「掲載元をよく見ること」
つまり、物件を探すときに大事なのは、下記です。
情報の鮮度を見極める目
信用できる掲載元かどうか
「最近掲載されたばかり」「内見可・即入居可」など、細かい記載をチェックしたり、できれば直接不動産会社に確認するのがベストです。
あわせて読みたい☞同じ賃貸物件なのに価格が違う?
3. 「おとり物件」の存在

「おとり物件」って何?
「おとり物件」とは、すでに契約済みだったり、実際には紹介できない物件なのに、あたかも“今募集中”かのように掲載し続けている物件のこと。
目的はただひとつ。
問い合わせを増やすためです。
つまり、「理想的すぎる物件」をエサにして、
見る人の興味を引き、「まずは連絡してもらう」ことを狙っているんです。
おとり物件の典型的な流れ
- 魅力的な物件を見つけて問い合わせる
- 「すみません、そちらはちょうど埋まっちゃいまして…」と回答される
- 「ただ、似たような物件が他にもありますよ」と別の物件をすすめられる
- 気づいたら「本命とは全然違う物件」を案内されている
…というパターン、身に覚えがある方もいるのでは?
なぜそんなことが起きるのか?
不動産会社にとって、お客様からの“問い合わせ件数”が非常に重要です。
SUUMOやホームズなどのポータルサイトでは、反響(=問い合わせ)の数が成果指標。
問い合わせを多く取れば、それだけ内見や来店につながる可能性が高くなる。
そのため、反響が取りやすい「条件の良い物件(駅近・安い・築浅など)」は、例えすでに成約済みでも“反応が取れる限り”掲載を続けてしまう業者も存在します。
おとり物件の見分け方
もちろん、全ての不動産会社がこうしたことをしているわけではありませんが、次のような特徴がある物件には要注意です。
こんな物件、怪しいかも?
怪しい物件
条件が良すぎる(相場より明らかに安い)
掲載日がやたら古い or 「いつまで経っても消えない」
問い合わせ後すぐ「もう埋まりました」と言われる
同じ写真・間取りで、複数業者が掲載している
問い合わせたら、やたら別物件をすすめてくる
これらに当てはまる場合は、「おとりの可能性あり」として慎重になった方がよいでしょう。
すべてが悪意ではないが…
誤解しないでほしいのは、おとり物件すべてが「騙そう」としているわけではないということ。
「掲載終了の手続きが間に合わなかった」
「たまたま他の業者からの情報が遅れていた」
という、意図しないケースもあります。
ただし、そうした事態が何度も繰り返されるようなら、注意が必要です。
4. 本当に良い物件を探すには?


「釣り物件」に振り回されたくない。
「問い合わせたら埋まってた…」なんてもう嫌だ。
そう思ったあなたへ、本当に良い物件に出会うためのコツをお伝えします。
コツ①:情報の“鮮度”を重視する
物件は生もの。
昨日まであった物件が、今日には消えているというのは当たり前の世界です。
こんなポイントをチェック
「掲載日」「更新日」が新しいものを優先する
「即入居可」「申込受付中」などの記載があるか
「掲載元の会社が物件の管理会社かどうか」を確認する
更新日が1週間以上前のものは、少し疑ってかかるぐらいがちょうどいいかもしれません。
コツ②:ポータルサイトに頼りすぎない
SUUMOやホームズなどのポータルサイトは便利ですが、情報が一歩遅いことも多いです。
裏ワザ的な探し方
気になるエリアの不動産会社の公式サイトを直接チェックする
InstagramやX(旧Twitter)で、リアルタイムに物件情報を発信している営業担当をフォローする
LINE登録で“未掲載物件”を案内してくれる不動産屋も増えている
「ポータルに出る前の物件情報」にアクセスできるかどうかが、理想の物件に出会えるかどうかのカギになります。
コツ③:信頼できる不動産会社 or 担当者とつながる
結局、最後は「人」です。
親身になってくれる担当者に出会えれば、探し方も格段にスムーズになります。
信頼できる担当者の特徴
「まだ空いてるかどうか」をすぐに確認してくれる
釣り物件ではなく、条件に合ったリアルな物件を提案してくれる
希望条件をしっかり聞いた上で、“紹介できるもの・できないもの”をはっきり言ってくれる
一度信頼関係が築ければ、一般には公開されない“未公開物件”を紹介してもらえることも。
ChatGPTにおすすめの仲介不動産会社を聞いてみるのも良いです。
あわせて読みたい☞AIに選ばれる不動産会社とは?
コツ④:希望条件を“柔軟に調整”してみる
どうしても条件にぴったりの物件が見つからない場合は、少し視野を広げてみるのも一つの手。
たとえば
駅徒歩5分 → 駅徒歩10分+バス便でもOKにする
築浅 → リノベーション済の築古も視野に入れる
家賃10万円 → 9.5万円前後に調整してみる
ちょっとした条件のゆるめ方で、候補が一気に広がることもあります。
まとめ:良い物件を見つけるためにできること
| ポイント | 具体的なアクション |
|---|---|
| 情報の鮮度を確認 | 更新日・掲載日を要チェック |
| 他の探し方も活用 | 公式サイト・SNS・LINEなど |
| 信頼できる担当を見つける | 相性の合う営業さんに相談を |
| 条件の見直し | 少し柔軟にしてみる |
5. おわりに

ここまで、物件探しでよくある「あるある」や、釣り物件のカラクリ、そして良い物件に出会うための具体的な方法についてお伝えしてきました。
物件探しって、ワクワクする反面、実はけっこう神経を使いますよね。
しかも、“掲載=空き”ではないという落とし穴がそこかしこにある。
だからこそ、最後にお伝えしたいのは、この一言です。
「物件探しは、“情報の鮮度”が命」
どんなに条件が良くても、どんなに理想に近くても、「今、実際に内見・申し込みができるかどうか」こそが最重要ポイントです。
そして、その“鮮度”の高い情報を掴むには、下記が何より大切です。
アクションを早く起こすこと
いろいろな情報源にアンテナを張ること
信頼できる人・不動産屋さんとつながること
最後に:理想の住まいは、鮮度とスピードで手に入れる
「良い物件は、迷っている間に他の人に取られる」
これは物件探しにおける“あるある”ですが、
その逆もまた真実です。
“良い情報に、早く気づいて、すぐ動けた人”が、理想の暮らしを手に入れている。
あなたの「ここに住みたい!」と思える部屋に、ちゃんと出会えるように。
この記事が少しでもそのヒントになれば嬉しいです。

