角部屋はやめておけ?その理由とメリット・デメリットを徹底解説

1.はじめに

「角部屋はやめておけ」という言葉を聞いたことはありませんか?マンションやアパートの角部屋は、一見すると日当たりや風通しが良く、快適そうに思えます。

しかし、実際には「冬は寒く、夏は暑い」「家賃が高い」「プライバシーの問題がある」など、デメリットを指摘する声も少なくありません。では、角部屋は本当に避けるべきなのでしょうか?それとも、メリットを活かせば快適に暮らせる部屋なのでしょうか?

この記事では、角部屋のメリットとデメリットを詳しく解説し、どんな人に向いているのかを考えていきます。賃貸選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください!

2. 角部屋がやめておけと言われる理由

角部屋は魅力的に見える一方で、「やめておけ」と言われる理由もいくつかあります。ここでは、主なデメリットを詳しく解説します。

冬は寒く、夏は暑い(気温の影響を受けやすい)

角部屋は外壁に接する面が多いため、外気の影響を受けやすいです。特に古い建物や断熱性の低い物件では、次のような問題が発生しやすくなります。

冬場:冷気が壁や窓から伝わり、室温が下がりやすい。暖房を強めにしないと寒く感じることが多い。

夏場:直射日光を受ける時間が長く、部屋が暑くなりやすい。冷房を使ってもなかなか涼しくならないことがある。

このように、角部屋はエアコンや暖房の使用頻度が増え、光熱費がかさむ可能性があります。

家賃が高めに設定されている

角部屋は一般的に「人気がある」とされ、通常の部屋よりも家賃が高めに設定されることが多いです。家賃の差額は物件によりますが、1,000円〜5,000円程度高くなることも珍しくありません。

その理由としては

日当たりや風通しが良い
隣接する部屋が少なく静かに暮らせる
間取りが広めのことが多い

といったメリットがあるためです。

ただし、実際に住んでみると「思ったより快適ではなかった」「その分家賃を抑えた方がよかった」と感じる人もいるため、費用対効果をよく考える必要があります。

窓が多いため、プライバシー管理が難しい

角部屋は通常、2方向に窓があるため、開放感がある一方で外からの視線が気になりやすいというデメリットがあります。

道路や隣の建物からの視線
周囲の住人からの視線
夜になるとカーテンを閉めてもシルエットが見えることがある

そのため、レースカーテンや遮光カーテンの活用が必須になり、常にプライバシーを意識した生活をする必要があります。

外の騒音が伝わりやすい

角部屋は隣接する部屋が少ないため、「騒音トラブルが少ない」と思われがちですが、実は外からの音が伝わりやすいというデメリットもあります。

道路沿いの部屋 → 車やバイクの走行音、クラクションの音が響きやすい。
公園や学校の近く → 子どもの声や放送の音が入りやすい。
風や雨の音 → 窓が多いため、強風や大雨の日は音が気になることがある。

特に上層階の角部屋は風の影響を受けやすく、窓がガタガタ揺れたり、風切り音がうるさいと感じることもあります。

防犯面でのリスクがある

角部屋は外に面する窓が多いため、泥棒に狙われやすいという防犯上のリスクもあります。

側面の窓からの侵入リスクもある
1階や低層階の角部屋は狙われやすい
窓が多いことで鍵のかけ忘れが発生しやすい

そのため、下記の対策が必要になります。

補助錠や防犯フィルムを活用する
センサーライトを設置する
防犯カメラがある物件を選ぶ

収納スペースが少ないことがある

角部屋は窓が多いため、壁面のスペースが減り、収納スペースが少なくなることがあります。

本棚やタンスを置く場所が限られる
クローゼットの配置が独特
家具のレイアウトが難しい

収納力を重視する人は、間取りをよく確認してから契約するのがオススメです。

住戸によっては冷暖房効率が悪い

部屋の形状によっては、エアコンの設置位置が悪く、効率的に冷暖房が効かない場合があります。

窓が多いせいで冷暖房の効果が分散する
エアコンの風が行き届かないエリアができる
冷気や暖気が窓から逃げやすい

特に、L字型の間取りになっている角部屋は、エアコンの配置次第で冷暖房効率が大きく変わるため、実際に内見して確認することが重要です。

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3. 角部屋のメリット

角部屋は「やめておけ」と言われることもありますが、実際には多くのメリットもあります。ここでは、角部屋ならではの魅力を詳しく解説します。

窓が多く、風通しが良い

角部屋の最大のメリットの一つは風通しの良さです。

一般的な部屋 → 窓は1方向のみのことが多く、換気がしづらい。

角部屋 → 2方向に窓があることが多く、空気の流れがスムーズ。

特に、春や秋の気候が良い時期にはエアコンを使わずに快適に過ごせるため、電気代の節約にもつながります。

また、湿気がこもりにくいため、カビや結露の発生を抑えやすいのもポイントです。

日当たりが良く、明るい部屋が多い

角部屋は窓が多いため、日当たりが良い傾向にあります。

朝日が入る → 朝から部屋が明るく、気持ちよく目覚められる。

日中も照明なしで過ごせることが多い → 電気代の節約につながる。

特に、南向きや東向きの角部屋は日照時間が長く、自然光で快適に過ごせる時間が増えます。

部屋が暗くなりがちな北向きの住戸と比べると、明るい部屋の方が気分的にも前向きになれるという心理的なメリットもあります。

隣接住戸が少なく、騒音トラブルが少ない

角部屋は、隣接する部屋が1つだけ、またはまったくない場合が多いため、騒音トラブルが少なくなります。

通常の部屋 → 両隣に住戸があり、生活音(話し声、テレビ、掃除機の音など)が伝わりやすい。

角部屋 → 壁が隣接している部屋が少ないため、騒音のストレスが軽減される。

特に、静かな環境を求める人や、在宅ワークをする人には大きなメリットになります。

また、自分が出す音(音楽や楽器、子どもの声など)に対しても、気を使う必要が少ないという点も魅力です。

プライバシーが守られやすい

角部屋は通常、建物の端に位置するため、人の出入りが少なく、プライバシーが確保されやすいというメリットがあります。

共用廊下を歩く人が少ない → 玄関前を通る人が少なく、視線が気になりにくい。

ベランダの隣が空いていることがある → 隣の住戸と距離があり、視線を気にせず過ごせる。

また、玄関や窓の位置が工夫されている角部屋では、通行人や隣人と目が合いにくいため、より快適な生活が可能です。

部屋が広めに作られていることが多い

角部屋は建物の構造上、通常の部屋よりも間取りが広めに設計されていることが多いです。

L字型や変則的な間取りが多い → 他の部屋と違った開放感がある。

収納スペースが充実していることがある → ウォークインクローゼットや広めのリビングがある物件も。

特に、ワンルームや1LDKでも、角部屋の方がゆとりのある作りになっていることが多いため、空間を広く使いたい人にはおすすめです。

窓の景色が良いことが多い

角部屋は、窓が多いことから景色を楽しめる可能性が高いのもメリットの一つです。

2方向に窓があるため、開放感がある

高層階の角部屋なら、夜景や遠くの景色を楽しめる

日当たりの良い方向なら、晴れた日は気持ちの良い光が差し込む

特に、高層階の角部屋では視界が開けるため、眺望を楽しめることが多いです。

都会の夜景や海・山が見えるロケーションなら、より快適な住環境を実現できます。

防犯面で安心なこともある

角部屋は窓が多いため、防犯リスクが高いと考えられがちですが、実は防犯カメラの設置場所や管理人の巡回ルートが近くにあることが多いというメリットもあります。

上層階の角部屋なら侵入リスクが低い
窓が多いことで、非常時の避難ルートが確保しやすい

といった点も、防犯面のメリットになります。

ただし、低層階の角部屋は侵入リスクが高まるため、補助錠や防犯フィルムを活用するとより安全になります。

住戸の独立感があり、特別感がある

角部屋は、建物の端にあるため、「特別感」がある住戸として人気が高い傾向があります。

エレベーターや階段に近いことが多く、移動が楽

共用廊下で人とすれ違うことが少なく、静かに過ごせる

最上階の角部屋なら、ペントハウスのような感覚も味わえる

このように、一般的な部屋よりも快適な住環境を実現しやすいため、住み心地を重視する人にとっては大きなメリットとなります。

4. 角部屋はどんな人に向いている?

角部屋にはメリット・デメリットがありますが、それらを踏まえると「角部屋に向いている人」と「向いていない人」がはっきり分かれます。

ここでは、角部屋が特におすすめな人の特徴を詳しく解説していきます。

風通しや日当たりを重視する人

角部屋は2方向に窓があるため、風通しが良く、日当たりが良いという特徴があります。

湿気やカビが気になる人 → 換気がしやすく、結露やカビの発生を抑えやすい。

電気代を節約したい人 → 昼間は自然光だけで過ごせることが多く、照明の使用を減らせる。

健康的な生活を送りたい人 → 朝日を浴びやすく、生活リズムを整えやすい。

特に、南向きや東向きの角部屋は日当たりが良く、洗濯物が乾きやすいので、家事のしやすさを求める人にも向いています。

騒音が苦手な人(静かに暮らしたい人)

角部屋は隣接する住戸が少ないため、騒音ストレスを感じにくい環境です。

隣の部屋の生活音が気になりやすい人 → 角部屋なら隣接する壁が少なく、隣人のテレビ音や足音の影響を受けにくい。

在宅ワークをする人 → 静かな環境を確保しやすく、集中して仕事ができる。

読書や趣味を静かに楽しみたい人 → 余計な音が少なく、落ち着いた空間を作りやすい。

特に、中〜高層階の角部屋は外の騒音も入りにくいため、より静かな環境を求める人におすすめです。

プライバシーを重視する人

角部屋は玄関前やベランダの人通りが少なく、視線を気にせずに生活できるのがメリットです。

共用廊下の人通りが気になる人 → 角部屋なら玄関前を通る人が少なく、プライバシーが守られる。

洗濯物を外に干す人 → 隣接する住戸が少ないため、他の人に見られにくい。

人目を気にせずリラックスしたい人 → 2方向に窓があるので、カーテンを開けても視線を避けやすい。

特に、共用廊下側に窓がない角部屋を選べば、さらにプライバシー性が高まります。

広めの間取りが欲しい人

角部屋は通常の部屋よりも広めに設計されていることが多いため、開放感を求める人に向いています。

1人暮らしでも広めの空間が欲しい人 → ワンルームでもL字型や変則的な間取りがあり、ゆとりを持って暮らせる。

収納スペースを重視する人 → 物件によってはウォークインクローゼットや広いリビングが確保されている。

家族や同居人と快適に暮らしたい人 → 2LDKや3LDKの角部屋なら、開放的な空間を確保できる。

特に新築や築浅の角部屋は、収納が工夫されていることが多く、より快適に住める可能性が高いです。

景色や眺望を楽しみたい人

角部屋は2方向に窓があるため、視界が広がり、開放感のある景色を楽しめるのが魅力です。

高層階に住みたい人 → 遠くの景色や夜景が見え、圧迫感のない生活ができる。

ベランダからの眺めを楽しみたい人 → 建物の端にあるため、視界が広がりやすい。

朝日や夕日を楽しみたい人 → 東向きなら朝日、南向きなら日中の陽射し、西向きなら夕日を楽しめる。

特にタワーマンションや高層階の角部屋では、一般の部屋よりも眺望が良く、開放的な住環境を手に入れられます。

セキュリティ意識が高い人(上層階向け)

角部屋は窓が多いため、防犯面が不安になることもありますが、上層階の角部屋なら侵入リスクが低く、安全性が高いのがメリットです。

防犯を気にするけど開放感も欲しい人 → 上層階の角部屋なら両方のメリットを享受できる。

1人暮らしの女性や高齢者 → 窓が多いことで万が一の避難ルートも確保しやすい。

オートロック付きの物件を選べる人 → 角部屋でもセキュリティの高いマンションなら、より安心して暮らせる。

低層階の角部屋の場合は、防犯フィルムや補助錠などの対策をしっかり行うことで、リスクを減らせます。

特別感のある部屋に住みたい人

角部屋は建物の端に位置するため、「他の部屋とは違う特別感」を感じられるのもメリットです。

人とは違う部屋に住みたい人 → 通常の部屋よりも間取りや窓の配置が個性的なことが多い。

少し高級感のある部屋に住みたい人 → 高級マンションでは角部屋が「プレミアム住戸」として扱われることもある。

賃貸でもワンランク上の部屋に住みたい人 → 家賃は少し高めでも、広さや開放感を求める人には向いている。

特に新築やデザイナーズ物件の角部屋は、他の部屋にはないこだわりのデザインが施されていることが多いため、特別感を求める人にピッタリです。

5. 角部屋に住むなら気をつけたいポイント

角部屋には多くのメリットがありますが、快適に暮らすためにはいくつかの注意点を把握し、事前に対策を考えておくことが重要です。ここでは、角部屋に住む際に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。

冷暖房の効きが悪く、光熱費が高くなることがある

角部屋は外壁に面する面積が広いため、気温の影響を受けやすいです。

夏場 → 直射日光で室温が上がりやすく、エアコンの使用頻度が増える。

冬場 → 外気の影響を受けやすく、暖房を使っても部屋が冷えやすい。

✔️対策方法

断熱カーテンや遮熱シートを活用する → 夏の日差しをカットし、室温の上昇を抑える。

厚手のカーペットを敷く → 冬場の床からの冷えを軽減し、暖房効率を上げる。

二重窓や断熱フィルムを検討する → 窓からの熱の出入りを防ぎ、冷暖房の効率を改善する。

特に最上階の角部屋は屋根からの熱の影響も受けやすいので、断熱対策はしっかり行いましょう。

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家賃や購入価格が高めに設定されていることが多い

角部屋は日当たりや開放感、プライバシー性の高さから人気があり、通常の部屋よりも家賃や販売価格が高くなることが一般的です。

賃貸の場合 → 同じ間取りでも角部屋の方が5,000円〜20,000円ほど家賃が高くなることがある。

分譲の場合 → 角部屋は「プレミアム住戸」として価格が上乗せされているケースがある。

✔️対策方法

家賃の相場をしっかり比較する → 近隣の角部屋の相場を調べ、割高すぎないか確認。

管理費や光熱費も考慮して総額で判断する → 家賃だけでなく、生活コスト全体を見て検討する。

妥協できる部分を考える → 例えば「南向きの角部屋」にこだわらなければ、家賃を抑えられる場合も。

予算オーバーにならないよう、総合的なコストを計算して検討することが重要です。

窓が多いため、外からの視線や防犯リスクが高まる

角部屋は2方向に窓があるため、外からの視線が気になったり、侵入リスクが高くなったりする可能性があります。

低層階の角部屋 → 通行人や近隣の建物から室内が見えやすい。

高層階でも共用廊下側に窓がある場合 → 住人の視線が気になることも。

窓が多いことで侵入経路が増える → 防犯対策が不十分だと、空き巣のターゲットになりやすい。

✔️対策方法

ミラーレースカーテンやすだれを活用する → 外からの視線を遮りつつ、採光も確保できる。

防犯フィルムを窓に貼る → 窓ガラスを割られにくくし、侵入リスクを低減。

センサーライトや防犯ブザーを設置する → 低層階の角部屋なら特に有効。

特に1階の角部屋は、目隠し対策をしながらも風通しを確保する工夫が必要です。

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ベランダやバルコニーの位置に注意する

角部屋は建物の端にあるため、ベランダやバルコニーの形状や広さが他の部屋と異なる場合があります。

風が強くなりやすい → 角部屋は風が通り抜けやすく、洗濯物が飛ばされやすい。

隣の住戸とベランダがつながっている場合がある → プライバシーが確保しにくい。

変則的な形状で使いづらいことも → 四角形でなく、狭かったり、L字型だったりする場合も。

✔️対策方法

洗濯物を干す際はしっかり固定する → 強風で飛ばされないよう、洗濯バサミを多めに使う。

ベランダの仕切りをチェックする → 隣のベランダと繋がっていないか事前確認。

ベランダの広さや形を内見時にしっかり確認する → 使い勝手をチェックし、生活に支障がないか検討する。

特に、高層階の角部屋は風が強くなりやすいため、注意が必要です。

共用廊下やエレベーターから遠い場合がある

角部屋は建物の端にあるため、エレベーターやゴミ捨て場から遠い可能性があります。

エレベーターや階段までの距離が長くなる → 毎日の移動が面倒になることも。

ゴミ捨て場が遠いと、ゴミ出しが手間になる → 特に朝の忙しい時間帯は不便。

買い物帰りや引っ越しの荷物運びが大変になる → 大きな荷物を持って移動するのが負担に。

✔️対策方法

間取り図を見て、エレベーターの位置を確認する → 長距離の移動が苦にならないかチェック。

キャスター付きのゴミ箱を活用する → ゴミ捨ての負担を減らす工夫をする。

買い物はなるべくまとめ買いせず、こまめに行う → 重い荷物を一度に運ぶ回数を減らす。

日常の移動負担を減らせる工夫を考えながら、角部屋を選ぶと良いでしょう。

6. まとめ

角部屋は「日当たりが良い」「風通しが良い」「隣接する部屋が少なく静か」など、多くのメリットがあります。一方で、「冷暖房の効率が悪い」「家賃が高め」「外からの視線や防犯対策が必要」などのデメリットもあります。

そのため、角部屋が向いているのは、日当たりや開放感を重視する人、静かに暮らしたい人、プライバシーを確保したい人などです。

住む際には、冷暖房対策や防犯対策をしっかり行い、家賃や生活コストも考慮することが大切です。また、エレベーターやゴミ捨て場までの距離、ベランダの形状なども事前に確認すると良いでしょう。

角部屋の特徴を理解し、自分のライフスタイルに合った住まいを選ぶことが、快適な暮らしへの第一歩となります。