賃貸の申込キャンセル率はどれくらい?

1. はじめに

賃貸物件を探していると、「申し込みが入っています」と言われてがっかりすることがありますよね。しかし、実際にはすべての申し込みが契約に至るわけではなく、一定の確率でキャンセルが発生します。そのため、キャンセル待ちをすることで、第一希望の物件を手に入れるチャンスがあるのです。

では、賃貸の申し込みのキャンセル率はどのくらいなのでしょうか?また、キャンセル待ちをするべきかどうかは、どのように判断すればいいのでしょうか?

本記事では、賃貸の申込キャンセル率の実態や、キャンセル待ちをするかどうかの判断基準について詳しく解説します。希望の物件を逃さないために、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

2. 賃貸の申込キャンセル率はどれくらい?

賃貸の申し込みが入ったからといって、必ずしも契約まで進むとは限りません。実際には、申し込み後にキャンセルされるケースが一定数あります。では、どのくらいの確率でキャンセルが発生するのでしょうか?

申込キャンセル率の目安は20~50%

一般的に、賃貸の申し込みから契約までのキャンセル率は 20~50% と言われています。物件や地域によって差はありますが、 申し込みの約2~5件に1件はキャンセルされる ということになります。

キャンセル率が高くなるケース

繁忙期(1~3月)の申し込み
→ この時期は引っ越し希望者が多く、複数の物件を申し込む人が増えるため、キャンセル率も上がる。

人気エリア・人気物件
→ 競争率が高い物件では、複数申し込みや審査落ちによるキャンセルが起こりやすい。

法人契約や転勤者向け物件
→ 企業の事情や転勤の変更で契約がキャンセルされることがある。

キャンセル率が低くなるケース

申し込み件数が少ない物件
→ 競争が少ないため、申し込み者が慎重に選ぶ傾向があり、キャンセルが起こりにくい。

家賃が高めの物件
→ 高額な賃貸は申し込みの時点で慎重に検討されるため、キャンセルが少ない傾向にある。

審査基準が厳しい物件
→ 厳しい審査を通過した人だけが契約できるため、途中キャンセルの可能性が低い。

キャンセルが発生する主な理由

申し込み後にキャンセルされる主な理由は以下の通りです。

審査落ち(約30~40%)

収入基準を満たしていない

保証会社の審査に通らなかった

連帯保証人の問題

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他の物件を優先(約20~30%)

複数の物件を申し込み、より良い条件の物件を選んだ

迷っている間に別の物件を見つけた

個人的な事情の変化(約10~20%)

転勤や進学、結婚の予定が変更になった

同居予定の家族やパートナーとの意見が変わった

初期費用の負担が大きかった(約10%)

敷金・礼金、仲介手数料、保証会社の費用が予想より高かった

このように、申し込み後のキャンセルは意外と多く発生しているため、 「申し込み済みの物件=契約確定」ではない という点を覚えておきましょう。

次に、キャンセル待ちをすべきかどうかの判断基準について解説します。

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3. キャンセル待ちをすべきか?判断基準とは?

賃貸物件を探していて、第一希望の物件に申し込みが入ってしまった場合、「キャンセル待ちをすべきか?」と悩むことがありますよね。


しかし、やみくもに待っても時間を無駄にする可能性もあります。
ここでは、キャンセル待ちをするべきかどうかを判断するポイントについて詳しく解説します。

キャンセル待ちが有効なケース(待つべき場合)

以下のような場合は、キャンセル待ちをする価値があります。

人気エリアや好条件の物件

そのエリアでは希望条件に合う物件が少ない

代替物件がなかなか見つからない

家賃や立地、設備の条件が理想的

→ 競争率の高い物件ほど申し込みが重なり、結果的にキャンセルが発生しやすいです。

特に、築浅・駅近・人気の間取り(1LDK・2LDKなど)は申し込みが集中しやすいですが、同時にキャンセルも出やすい傾向にあります。

申し込み者がまだ審査中・契約前

申し込みは入っているが、契約はまだされていない

管理会社や不動産会社に問い合わせたところ、「審査待ち」の状態

→ 申し込み者が審査に落ちる可能性があるため、まだチャンスが残っています。

また、審査通過後でも契約を辞退するケースがあるので、状況を確認しておきましょう。

1~3月の繁忙期はキャンセルが発生しやすい

繁忙期(1~3月)は、引っ越し希望者が集中する時期

複数の物件に申し込んでいる人が多く、どこか1つを選んでキャンセルする傾向

→ 繁忙期は申し込みが増える分、キャンセルも発生しやすいため、キャンセル待ちの成功率が高まります。

物件の管理会社が「キャンセルが出る可能性がある」と言っている

不動産会社や管理会社に「キャンセル待ち希望」と伝えた際に、前向きな返答があった場合

→ 過去の事例や、現在の申し込み者の状況を把握しているため、管理会社の意見は参考になります。

キャンセル待ちしないほうがいいケース(待つべきでない場合)

逆に、以下のような場合はキャンセル待ちをせず、他の物件を探したほうがよいでしょう。

すぐに引っ越したい場合

できるだけ早く新居を決める必要がある

キャンセル待ちをしている間に、他の良い物件が埋まってしまう可能性がある

→ キャンセルが発生する保証はないため、時間を無駄にしないよう並行して他の物件も探しましょう。

すでに契約まで進んでいる物件

申し込み済みの人が「契約日を確定している」場合

不動産会社が「キャンセルの可能性は低い」と判断している場合

→ 契約が確定している場合、キャンセル待ちをしても意味がないので他の物件を検討しましょう。

代わりの良い物件がすぐに見つかる場合

第一希望の物件とほぼ同じ条件の物件が他にもある

そこまで物件にこだわりがない

→ キャンセルを待つより、すぐに申し込める物件を探したほうがスムーズです。

キャンセル待ちをする際のポイント(待つ場合の対策)

もしキャンセル待ちをする場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。

不動産会社に「キャンセル待ちをしたい」と伝える

キャンセルが出た場合に、すぐに連絡をもらえるように依頼する

連絡が遅れると、他の希望者に先を越される可能性があるため、 「第一希望なので、キャンセルが出たらすぐ連絡してください!」 と伝えておく

他の物件も並行して探す

キャンセル待ちをしながら、第二・第三希望の物件もリストアップしておく

「キャンセルが出なかった場合の選択肢」を確保しておくことで、時間を無駄にしない

申し込み準備をしておく

必要書類(身分証明書、収入証明書、住民票など)を用意

保証会社の審査をスムーズに進めるため、必要情報を事前に確認

→ キャンセルが発生したら、すぐに申し込めるようにしておくことで、他の希望者より先に契約を進められます。

4. キャンセル待ちをする際の注意点

キャンセル待ちをすることで、第一希望の物件に入居できる可能性はありますが、確実に契約できるわけではありません。
むやみに待ち続けると、他の物件を逃してしまうリスクもあります。
ここでは、キャンセル待ちをする際に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。

不動産会社・管理会社に「キャンセル待ち希望」を明確に伝える

申し込み済みの物件に空きが出た場合、不動産会社は新しい入居希望者を探すことになります。
キャンセル待ちの意思を伝えておかないと、他の人に先を越されてしまう可能性があります。

具体的な伝え方

「この物件を第一希望にしているので、キャンセルが出たらすぐに連絡をください」

「他の物件も探していますが、ここが最優先なのでキャンセル待ちを希望します」

「申し込みがキャンセルされた場合、すぐに契約を進めたい」

このように、 本気でキャンセル待ちをしたいことを明確に伝える ことで、優先的に連絡をもらいやすくなります。

ポイント

営業担当者の名前をメモしておく(何度も問い合わせる際にスムーズ)

連絡先を正確に伝え、こまめにチェックする(折り返しが遅れると他の人に取られる可能性あり)

キャンセルの可能性がどのくらいあるかを確認する

キャンセルが出るかどうかは物件によって異なります。
「待つ価値があるのか?」を見極めるために、以下の情報を不動産会社に確認しましょう。

確認すべきポイント

申し込み者はまだ審査中か?

「審査結果待ち」なら、審査落ちでキャンセルが発生する可能性あり

「審査通過済み」なら、契約辞退しない限りチャンスは低い

申し込み者が複数いるか?

1番手(最初に申し込んだ人)が審査落ちすると、2番手にチャンスが回ってくる

2番手、3番手と待機者が多い場合は、自分に回る確率が低くなる

過去にキャンセルが発生したことがある物件か?

過去の事例を参考に「キャンセルが出やすい物件かどうか」をチェック

ポイント

「キャンセルが出る可能性はどれくらいありますか?」と率直に聞いてみる

物件の管理会社が「過去にもキャンセルがあった」と言っていれば期待できる

他の物件も並行して探す(第2・第3希望を確保)

キャンセルが出る保証はないため、 待っている間に他の良い物件も探しておく ことが重要です。

並行して探すべき理由

キャンセルを待っている間に 他の候補も埋まってしまうリスク がある

第一希望の物件がダメだったときに、 すぐに次の物件に動けるようにする

実践方法

「第二希望、第三希望の物件をリストアップしておく」

「キャンセル待ちをしながら、他の物件も内見しておく」

「複数の不動産会社に相談して、類似の物件を紹介してもらう」

ポイント

「〇〇の物件をキャンセル待ちしていますが、似た条件の物件があれば教えてください」と伝える

別の物件に決めた場合は、 キャンセル待ちをしていた物件の不動産会社に連絡しておくと親切

キャンセルが出たときにすぐ契約できるよう準備する

キャンセルが出た場合、 すぐに契約できる状態にしておかないと、他の人に取られる可能性があります。

事前に準備しておくべきもの

身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)

収入証明書(給与明細、源泉徴収票、確定申告書など)

住民票(3ヶ月以内のもの)

連帯保証人の情報(必要な場合)

また、 保証会社の審査が必要な場合は、事前にどの保証会社を利用するか確認しておく とスムーズです。

ポイント

「キャンセルが出たらすぐに申し込みたいので、事前に必要書類を準備しておきます」と不動産会社に伝える

申し込み後は 契約金の支払い期限を確認し、すぐに対応できるように資金を準備しておく

何日まで待つのか決めておく(ズルズル待たない)

キャンセル待ちをしている間に時間が経ちすぎると、 引っ越しのスケジュールが遅れる だけでなく、 他の良い物件を逃してしまう 可能性もあります。

具体的な決め方

「○日までにキャンセルが出なければ、次の物件に決める」

「並行して他の物件を探し、いい物件があればそちらを優先する」

ポイント

2週間~1ヶ月程度を目安に期限を決めるのがオススメ

「待っている間に他の物件が埋まったらどうするか?」も考えておく

5. まとめ

賃貸の申し込みキャンセル率は一定数あり、特に繁忙期や審査落ちが原因でキャンセルが発生しやすい傾向があります。希望の物件に申し込みが入ってしまった場合、キャンセル待ちをするかどうかは、 物件の人気度・申し込み者の審査状況・自身の引っ越しスケジュール などを考慮して判断しましょう。

キャンセル待ちをする際は、不動産会社に意思を明確に伝え、 キャンセルの可能性を確認することが重要 です。ただし、 キャンセルが出る保証はないため、並行して他の物件も探し、契約準備を整えておくことが大切 です。

また、 待つ期間を決め、無駄に時間を費やさないようにする こともポイント。柔軟に対応し、最適な物件を確保できるよう、冷静な判断を心がけましょう。