1. はじめに

賃貸マンションを選ぶ際、「1階は防犯面が不安」「湿気や虫が気になる」といった理由で避ける人も多いでしょう。しかし、実際には1階ならではのメリットも多く、ライフスタイルによっては非常に快適に暮らせる選択肢となります。
例えば、家賃が比較的安いことや、荷物の搬入・外出が楽なこと、足音を気にせず生活できることなどが挙げられます。もちろん、防犯や湿気対策、プライバシーの確保など注意すべき点もありますが、適切な対策を講じれば快適に過ごすことが可能です。
本記事では、1階に住むメリット・デメリットを詳しく解説し、安心して暮らすためのポイントを紹介します。1階の部屋を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

あわせて読みたい☞どの階に住むのが正解?メリット・デメリット
2. 1階に住むメリット

家賃が安いことが多い
一般的に、同じ間取りや広さの部屋でも、1階は2階以上の部屋に比べて家賃が安く設定されていることが多いです。予算を抑えながら、広い部屋や設備の整った物件に住みたい方にとっては大きなメリットといえるでしょう。
引っ越しや荷物の搬入が楽
エレベーターを使わずに直接部屋へアクセスできるため、引っ越しの際の荷物搬入がスムーズに行えます。家具や大型家電を運ぶ際にも、階段やエレベーターのスペースを気にする必要がなく、搬入費用を抑えられる可能性もあります。
外出・帰宅がスムーズ
階段を上る必要がないため、外出や帰宅がとても楽です。特に、買い物帰りに重い荷物を持っているときや、急いでいるときには、この点が大きな利点になります。また、小さなお子さんや高齢者がいる家庭にとっても、負担が少なく安心です。
専用庭やテラスがある場合も
1階の部屋によっては、専用庭や広めのテラスが付いていることがあります。ガーデニングを楽しんだり、子どもの遊び場として活用したり、ペットを飼っている方にも嬉しいポイントです。
足音を気にせず生活できる
2階以上に住むと、下の階への足音や生活音に気を遣うことが多いですが、1階ならその心配が不要です。特に、小さな子どもがいる家庭や、室内で運動をしたい人にとっては、気兼ねなく生活できる環境といえます。
災害時の避難がスムーズ
地震や火災などの災害時に、1階であればすぐに外へ避難することができます。高層階に比べて逃げ遅れるリスクが少なく、安全面でのメリットもあります。
3. 1階住みのデメリット

防犯面の不安がある
1階は外部からのアクセスがしやすいため、空き巣や不審者に狙われるリスクが高いといわれています。特に、ベランダや窓が道路や共用スペースに面している場合は、防犯対策が必須です。
対策
防犯カメラやオートロック付きの物件を選ぶ
窓や玄関に補助錠を設置し、二重ロックにする
防犯フィルムを窓に貼り、割られにくくする
人感センサーライトを設置し、不審者を寄せ付けない
カーテンやブラインドで室内を見えにくくする
日当たりや風通しが悪いことがある
マンションの1階は、隣接する建物や植栽、フェンスなどの影響で日当たりが悪くなることがあります。また、風通しが悪くなり、湿気がこもりやすくなるケースもあります。
対策
南向きや角部屋を選ぶ(日当たりや風通しが比較的良い)
レースカーテンやミラータイプのカーテンを活用し、明るさを確保する
除湿機やサーキュレーターを使い、室内の空気を循環させる
こまめに窓を開けて換気を行う
虫が発生しやすい
1階は地面に近いため、ゴキブリやアリ、蚊などの害虫が侵入しやすいです。特に、庭や植え込みがある場合は、虫が発生しやすくなる傾向があります。
対策
防虫スプレーや忌避剤を玄関・窓周辺に使用する
排水口や換気扇の隙間を塞ぎ、侵入経路を防ぐ
こまめに掃除をし、食べ物のゴミを放置しない
ベランダや玄関周りに虫除けのハーブ(ミント、レモングラスなど)を置く
あわせて読みたい☞【虫対策】賃貸で安心して暮らす対策とは?
外からの視線が気になる
1階は通行人や住人の視線が入りやすいため、プライバシーの確保が難しいことがあります。特に、窓を開けた際に室内が丸見えになってしまうケースが多いです。
対策
ミラーレースカーテンを活用し、外から見えにくくする
目隠し用のフェンスや植栽がある物件を選ぶ
窓にすりガラスシートを貼り、視線を遮る
シャッター付きの物件を選び、夜間や外出時に閉める
湿気やカビが発生しやすい
1階は地面に近いため湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい環境になりがちです。特に、風通しが悪い部屋や北向きの物件では注意が必要です。
対策
除湿機やエアコンの除湿機能を活用する
家具を壁から少し離して配置し、空気の流れを確保する
すのこを使い、布団やベッドの下の通気性をよくする
収納には除湿剤を置き、カビ防止を徹底する
上階の生活音が気になる
1階に住むと、上の階の住人の足音や物音が気になることがあります。特に、子どもがいる家庭や、フローリングの物件では音が響きやすくなります。
対策
鉄筋コンクリート造(RC造)や防音性の高い物件を選ぶ
音が気になりにくい間取り(角部屋や隣と離れた部屋)を選ぶ
防音カーテンやラグを活用し、室内の音の響きを軽減する
管理会社に相談し、騒音がひどい場合は対策を依頼する
あわせて読みたい☞防音性の高い物件の探し方とは?
排水の問題が発生しやすい
1階はマンション全体の排水管の最下部に位置するため、排水トラブルが起こると影響を受けやすいです。特に、詰まりや逆流のリスクがあります。
対策
排水口の掃除を定期的に行い、詰まりを防ぐ
水回りの異常(流れが悪い・異臭がする)を早めに管理会社に報告する
排水トラブルが少ない新しい物件を選ぶ
4. 賃貸マンションの1階はこんな人におすすめ!


1階にはメリット・デメリットがありますが、ライフスタイルや住環境の希望によっては、1階の方が快適に暮らせる場合があります。ここでは、1階に住むのに向いている人を詳しく紹介します
家賃を抑えたい人
メリット
1階は2階以上の部屋より家賃が安いことが多い
同じ予算でも、より広い部屋や設備の良い物件を選べる可能性がある
こんな人におすすめ!
なるべく家賃を抑えて暮らしたい
築浅や設備の整った物件に安く住みたい
荷物の搬入や引っ越しが楽な環境を求める人
メリット
エレベーターや階段を使わずに荷物を運べる
引っ越し時の搬入作業がスムーズで、費用も抑えられる
こんな人におすすめ!
大きな家具や家電をよく買い替える人
近い将来引っ越しを考えている人(引っ越し費用を抑えられる)
小さな子どもがいる家庭
メリット
子どもが走り回っても下の階への騒音を気にしなくていい
ベビーカーの出し入れが楽で、外出しやすい
もし専用庭があれば、子どもの遊び場として活用できる
こんな人におすすめ!
小さな子どもがいる家族
子どもが活発で、足音や遊びによる騒音が気になる人
高齢者や足腰に不安がある人
メリット
階段の昇り降りが不要なので、移動が楽
エレベーターの故障や停電時にも影響を受けにくい
こんな人におすすめ!
高齢者や足腰が弱い方
将来的にバリアフリーを重視したい方
外出や買い物の頻度が多い人
メリット
出入りがスムーズで、買い物帰りの荷物運びも楽
短時間の外出がしやすく、面倒に感じにくい
こんな人におすすめ!
買い物や外出の機会が多い人
車をよく使う人(駐車場が近いとさらに便利)
ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい人
メリット
1階の一部の物件には専用庭や広めのテラスがある
ガーデニングや家庭菜園を楽しめる
こんな人におすすめ!
植物を育てたい人
庭付きの賃貸物件を探している人
ペットを飼いたい人
メリット
1階なら、ペットの足音が下の階に響かない
専用庭がある場合、ペットが外で遊べるスペースになる
こんな人におすすめ!
ペット可の物件を探している人
室内犬や猫を飼っていて、周囲に迷惑をかけたくない人
災害時の避難をスムーズにしたい人
メリット
地震や火災の際、すぐに外へ避難できる
エレベーターが使えない状況でも影響を受けにくい
こんな人におすすめ!
災害時の安全を重視したい人
地震や火事の際に、すぐに避難できる環境を求める人
あわせて読みたい☞見落としがちなハザードマップとは?
5. まとめ

賃貸マンションの1階には、家賃が安い、荷物の搬入が楽、外出しやすい、専用庭がある場合があるなどのメリットがあります。また、足音を気にせず生活でき、災害時の避難もスムーズです。
一方で、防犯面の不安、日当たりや風通しの悪さ、虫の発生、外からの視線、湿気やカビ、上階の生活音、排水トラブルなどのデメリットもあります。しかし、防犯対策を強化し、除湿や換気を徹底することで快適に暮らせます。
1階に住む際は、角部屋や防犯設備の整った物件を選び、湿気や騒音への対策を講じることが重要です。デメリットを理解し適切な対策を取れば、1階でも安心して快適に暮らせるでしょう。ライフスタイルに合わせて最適な住まいを選んでみてください。

