角部屋 vs 中部屋、どっちがおすすめ?徹底比較

1. はじめに

部屋探しでしばしば迷うのが「角部屋」と「中部屋」の選択です。角部屋は採光や通風に優れ、開放感やプライバシーの確保といったメリットがある一方で、家賃や初期費用が割高になりやすいという一面もあります。

中部屋は比較的家賃が抑えられ、防音性や防犯性に優れているものの、採光や風通しがやや劣ることがあります。本記事では、両者の利点と注意点を具体的に解説し、それぞれの特徴を踏まえた上で「どちらを選ぶべきか」を提案します。

あなたのライフスタイルや優先事項に合った最適な部屋選びの参考になれば幸いです。部屋タイプを見極めるポイントは家族構成や在宅時間、周辺環境多岐にわたります。本記事を参考に、より良い部屋選びを。

2. 角部屋とは?

定義

「角部屋」とは、マンションやアパートの各階において、建物の“角”(外壁が隣接住戸より多い位置)に配置された住戸のことを指します。

一般的に1フロアに2~4部屋あるうちの、両側または片側に隣接住戸が少ない部屋が該当し、外に面する窓や壁の面積が広いのが特徴です。

主なメリット

採光・通風の良さ

角部屋は外壁に面した窓が2面以上確保できるため、昼間は自然光が室内の奥まで届きやすく、風通しも良好。エアコンや照明の使用頻度を抑えやすいです。

プライバシー性の高さ

隣接住戸が片側または1戸のみなので、人の出入りや生活音が気になりにくい設計。リモートワークや在宅の多い家庭にもおすすめです。

眺望・開放感

角度の異なる視点から窓越しに眺めが得られるため、室内にいるだけで開放感を感じやすい点も魅力です。

主なデメリット

家賃・初期費用が高め

採光・通風・プライバシー性の高さを評価され、同じ間取りの中部屋と比べて家賃は5~10%程度高くなることが多いです。仲介手数料や保証金も同様に高めに設定されるケースがあります。

防犯・防音上の注意

窓の数が多いため、侵入経路が増えたり、外部からの騒音が入り込みやすくなるリスクがあります。カーテンや防犯フィルム、防音カーテンの設置を検討しましょう。

冷暖房効率の低下

窓面積が大きい分、断熱性が低く外気温の影響を受けやすいです。特に冬季は窓際の底冷え、夏季は直射日光による室温上昇に注意が必要です。

こんな人におすすめ

日当たり・風通しの良い部屋で過ごしたい

在宅ワークや静かな環境を重視

開放感ある眺望を楽しみたい

電気代や照明費を節約したい

以上を踏まえ、角部屋を選ぶ際は「予算とのバランス」と「窓周りの断熱・防犯対策」をしっかり検討すると失敗が少なくなります。

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3. 中部屋とは?

定義

「中部屋」とは、建物の各階において角部屋以外の住戸を指します。外壁に面する面(窓)が1面または少数で、左右両隣または上下階にも住戸が隣接しているのが一般的です。1フロアに4~6戸ある物件では中央寄りに配置されることが多く、外部に面する面積が小さいのが特徴です。

主なメリット

家賃・初期費用の抑制

角部屋よりも採光・通風などの付加価値が少ない分、家賃は3~8%ほど安く設定されることが多く、礼金・敷金、仲介手数料も抑えられる場合があります。

防音性・遮音性の向上

外壁に面する窓や壁が少ないため、外部からの騒音が入りにくく、また両隣住戸との間仕切り(コンクリート壁や遮音材)で生活音を遮断しやすい特性があります。

防犯性の高さ

窓の数が少なく、また外壁面が限られるため、不審者の侵入口が減少。角部屋に比べて狙われにくいと言われます。

主なデメリット

採光・通風の制約

窓面が1面に限られるケースが多いため、日当たりがやや暗く感じやすく、風通しも角部屋ほど良好ではありません。特にリビングや寝室が奥まった間取りだと、夕方以降は照明が必須になることも。

プライバシー面の配慮

両隣および上下階にも住戸があるため、生活音や人の出入りの気配を感じやすいことがあります。防音カーテンや間仕切り家具で音漏れ対策をすると良いでしょう。

眺望の限界

外側に広い窓が少ないため、開放的な景色を楽しみにくい点があります。高層階でも正面の建物や緑地がないと視界が制限されることがあります。

こんな人におすすめ

予算重視で初期費用を抑えたい

防音・防犯性を最優先したい

間接照明やインテリアで明るさをコントロールできる

騒音や治安への不安を減らしたい

以上を踏まえ、中部屋を選ぶ際は「採光・通風の補完策」や「隣戸との音対策」を事前に確認すると満足度が高まります。

4. 両者を比較する5つのポイント

以下では「家賃・初期費用」「採光・通風」「防音・遮音性」「プライバシー性」「防犯性」の5つの視点から、角部屋と中部屋それぞれの特徴をより詳しく掘り下げます。

家賃・初期費用

角部屋

相場として中部屋より月額5~10%高くなることが多い。

礼金・敷金、仲介手数料も同率程度高めに設定される場合がある。

なぜ高い? → 採光・通風・プライバシーの良さが“付加価値”と評価されるため。

中部屋

角部屋比で3~8%ほど家賃が安い。初期費用も同様に抑えやすい。

同じ広さ・間取りでもお得感が大きく、家計に余裕を生みやすい。

選び方のコツ

予算が限られている場合は「中部屋」を候補に入れ、浮いた家賃を家具やリフォーム費用に回すのも一手。

価格だけでなく、光熱費の削減効果(角部屋は照明・冷暖房費が下がる)も加味してトータルコストで比較すると良い。

採光・通風

角部屋

窓が2面以上設置されることが多く、1日を通して室内が明るい。

クロスブリージング(対角線上に風が抜ける構造)が可能で、夏場でも自然通風で涼感を得やすい。

中部屋

基本的に窓面が1面あるいは少数の一方向のみ。

日当たりが悪い場合は、午後は特に暗く感じることがある。風の通り道も限られ、窓の位置によっては空気がこもりやすい。

改善ポイント

中部屋 → 天井照明+間接照明の併用、扇風機やサーキュレーターで空気の流れをつくる。

角部屋 → 夏の直射日光を遮るカーテンやブラインド、防熱フィルムで温度上昇を抑える。

防音・遮音性

角部屋

外壁に面した窓が多いため、外部からの交通音・街の騒音が入ってきやすい。

隣戸との壁数は少ない分、生活音は比較的伝わりにくい場合もある。

中部屋

外部に面する面が少なく、道路などからの騒音が遮断されやすい。

左右・上下に隣戸があるため、壁や床経由での生活音が響きやすい。

対策例

角部屋 → 防音ガラスや重厚なカーテン、防音シートで窓周りを強化。

中部屋 → 床に厚手の絨毯やコルクマットを敷き、防音パネルや吸音パネルを壁に貼る。

プライバシー性

角部屋

隣戸は片側または1戸のみ。玄関前の通路も角になるケースが多く、人目を気にしにくい。

廊下ですれ違う回数が少なく、防犯上も安心感がある。

中部屋

両隣および上下に住戸があり、人の出入りや声・生活音が目立ちやすい。

共用廊下を複数の住戸が利用するため、通行量が多い場合はドア前での鉢合わせが起きやすい。

快適化のヒント

中部屋 → ドアスコープカバーでのぞき見防止、玄関チャイムの音量調整やキャンセラーの活用。

角部屋 → 目隠し格子やルーバーで窓からの視線をカットしつつ採光を確保。

防犯性

角部屋

窓が多いため侵入経路が増えるリスクがある。特に1階や2階では要注意。

人通りの多い角地物件だと抑止力になるケースもあるが、夜間は死角も生まれやすい。

中部屋

外部に面する窓が少なく、物理的に侵入箇所が限られるため狙われにくい。

反面、共有スペースでの不審者の侵入は角部屋より発見が遅れがち。

安全対策

両者共通 → 窓・玄関に防犯フィルムや補助錠、センサーライトや監視カメラの設置を検討。

1階角部屋 → 窓格子やシャッター、更に防犯ブザーで二重三重の抑止策を。

高層中部屋 → オートロックの性能や管理会社の警備体制を契約前に確認。

5. こんな人にはコッチがおすすめ!

以下では、具体的なライフスタイルや優先事項ごとに「角部屋」「中部屋」のどちらが向いているか、実例を交えて詳しく解説します。

角部屋がおすすめの人

自然光を最大限に活かしたい方

朝日や夕日を部屋いっぱいに取り込みたい。

植物を育てる趣味があり、日照時間を確保したい。

在宅ワークや勉強が中心の方

長時間パソコン作業をするため、換気性・開放感を重視。

周囲の視線や音を気にせず集中したい。

デザイン性や眺望にこだわる方

窓辺にチェアやベンチを置き、くつろぎスペースとして活用。

夜景や緑地など、景色をインテリアの一部にしたい。

光熱費を抑えたいファミリー層

リビングや子ども部屋に採光を取り入れ、電気代を節約。

冷暖房の効率アップを狙いたい場合も、窓まわりの断熱対策を併用すると効果的。

中部屋がおすすめの人

初期費用を最小限に抑えたい単身者・学生

家賃・礼金を抑えて、その分を家具や引っ越し費用に回したい。

家計管理を重視し、固定費を低く設定したい。

静かな暮らしを重視する方

外部騒音を避けたい早朝・深夜勤務の方。

隣接壁の防音性を活用し、急な来客やペット飼育でも音漏れを気にしすぎない。

防犯性を第一に考えるファミリー層

幼い子どものいる家庭で、窓からの侵入リスクを低減。

夜間の帰宅が遅い単身女性や高齢者も安心感が高い。

間接照明や家具配置で空間をコントロールしたい方

窓からの採光が足りない分、照明プランを工夫してムードを演出。

壁面を活用した収納やディスプレイで部屋を広く見せたい。

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6. まとめ

角部屋は採光・通風・プライバシー性に優れる一方、家賃や初期費用、窓からの防犯・防音面の注意点があります。中部屋は家賃や初期費用が抑えられ、防音・防犯性が高い反面、採光・通風や眺望に課題が生じやすいです。

ライフスタイルや予算、優先事項を明確にし、光熱費やインテリア対策を踏まえたトータルコストで比較検討すれば、より満足度の高い部屋選びが実現します。

リモートワークが増えた今、換気性や自然採光を活かした角部屋がテレワーク環境に適し、一方でコストと防音性を重視する単身者やファミリーには中部屋が向いています。

自身の生活リズムや優先事項をリストアップし、その上でメリット・デメリットを比較して決めましょう。

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